アルバイト体験談

水族館飼育員

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かわいい奴らのためにやれた仕事 (男性23歳:アルバイト当時19歳)

●夢だった職種●


それまでいくつかのアルバイトをしてきましたが、水族館での飼育員という仕事は、僕の昔からの夢である職業で、募集を見つけて、採用されたときは、本当に嬉しかったです。仕事は、動物の飼育管理や餌やり、健康診断、芸の稽古などが主な内容。動物、特に海の生き物は大好きだったので、どんな仕事でも楽しかった。毎朝5時半に出勤という、早起きが苦手な僕にはきつい時間でしたが、それも苦になりませんでした。なかでも、飼育していたペンギンが僕に会うのを楽しみにしてくれていたみたいで、僕がいくとすごく嬉しそうに近づいてきてくれるんですよ。もう我が子のようでしたね。普段の生活や、仕事で辛いことがあっても、ペンギンたちの顔を見たら全部ふっとんでいました。いつ思い出しても、楽しかったなと思えますし、やりたかったことがやれる、というのはこんなに幸せなことだったんだ、と実感できました。


    ●忘れられないガイドツアー●


    水族館では、飼育員から直接話を聞けるガイドツアーというものがあります。飼育員がお客様を連れて館内を案内するのですが、もちろん、仕事を始めてすぐにガイドツアーができるわけではありません。このツアーのデビューまでは本当に苦労の連続でした。確実な情報をお客様にお伝えしなくてはならない立場ですから、とにかく勉強と練習をしたのを覚えています。とはいっても、ずっとそれをやっているわけにはいきません。ほかにも仕事があります。デビューまでは仕事が終わってからも毎日、練習をしました。つきあってくださった社員さんにも本当に感謝ですね。僕が担当していたのは、ペンギンたち。勉強も練習も、大変でしたが、大好きなあいつらのことだったら一生懸命覚えてやろう、って考えてがんばりました。こんなところでもペンギンたちに支えられていましたね。

    ●その後に生かされた経験●


    大好きな職業で、僕は続けたかったのですが、結果として辞めることになりました。うまくいけば、その水族館での就職の口もあったはずなんですが、男性の就職は難しいと会社が判断した、と説明されました。そういう結論を出されたことは、正直辛かったですが、ここで働いたことで、動物たちに対する気持ちを知ることができました。自分の気持ちを整理することができた場だと思います。その結果、違う職種への就職を決めました。でも全ては水族館での仕事が今の自分に繋がっています。得たものは大きかった。仕事全体の流れを常に意識しながら、次の行動を選択できるようになりました。特に、この仕事は特殊で、主体は自分ではなく、動物が主体。動物たちに合わせた形のなかで行動していくことを学びました。現在でもその経験は仕事に生かせていますね。


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